子どもの頃、身近な大人(特に親)に言われた言葉は、シールのように心にべったりと貼りつきます。
それが良い言葉ならいいのですが、悪い言葉のシールを貼られてしまうと厄介です。子どもの頃に貼られた「言葉のシール」は、意識して剝がさない限り大人になっても残り続けてしまいますから。
「何をやっても続かない」と何度も言われれば、「飽き性」「何をやっても続かない」「あきらめ癖」という悪い言葉のシールが心に貼られます。
実際には興味がなかったから続かなかっただけかもしれないのに、このシールのせいで「やっぱり私は何をやっても続かない」と思い込みます。次第に、本当に何をやっても続かないようになってしまうのです。
相手の優しい言葉が受け入れられないのは、過去に誰かがあなたに貼った「悪い言葉のシール」のせいかもしれません。
特に子どもの頃、日常的に言われていた言葉はシールとして残りやすいです。「あなたは私に似て○○だから」「あなたはお父さんに似て○○だから」という親の言葉が、そのまま「私は○○」というシールになってしまうこともあります。
「過去に言われた言葉」が、あなたを苦しめていないか振り返ってみてくださいね。
親に言われた「良い言葉のシール」はそのまま貼っておき、あなたに必要ない「悪い言葉のシール」はどんどん剝がしていきましょう。剝がした部分に、あなたが自分で「良い言葉のシール」を貼っていけばいいのですよ。