――筆者のジェームズ・マッキントッシュはWSJ市場担当シニアコラムニスト ***  ボラティリティー(変動性)は好機をもたらすが、それにしても今回の変動は何と大きかったことか。S&P500種指数は13日、日中安値からの上げ幅が2020年3月以来の大きさとなった。14日には、その大半を解消した。この乱高下は2022年の大弱気相場がようやく底入れに近づいていることを示唆しているのだろうか。  事実に即した答えは、この荒い値動きについて誰も納得のいく説明ができない、というものだ。