米半導体大手インテルは、自動運転技術などを手掛ける傘下モービルアイ・グローバルの新規株式公開(IPO)について、評価額が以前の予想を大幅に下回ることを視野に入れている。新株発行市場の低迷ぶりを示す事例だ。関係筋が明らかにした。  モービルアイの評価額は当初、約500億ドル(約7兆4400億円)になるとみられていた。だが現在は200億ドルを下回る水準を目指しており、公開株数も当初の計画から減らすという。同社とアドバイザーは、より少ない株式をより低い価格で公開することで投資家の関心を集め、上場後の株価を押し上げることを期待しているという。