米ネットフリックスは今年、ユーザーのストリーミングサービスの利用頻度が下がっているというデータで気掛かりなシグナルを目にしていた。関係筋が明らかにした。同社は4週間を基準として会員が自社サービスのコンテンツを視聴する日数を記録している。利用回数の減少で、会員がサブスクリプション契約を解除する可能性が高まるのではないかと懸念していたという。これを受けリード・ヘイスティングス共同最高経営責任者(CEO)は、会員がプラットフォームを訪れる頻度を高める方法を見つけるようスタッフに求めた。特に、新型コロナウイルス禍の最悪期を経て、視聴者が通勤、旅行、娯楽などを再開するタイミングを重視したという。大ヒット作から大失敗作までさまざまなコンテンツの価値をより良く評価するために幅広い取り組みをしており、プラットフォームを訪れる頻度を高めることもその一環だという。