【ワシントン】ジョー・バイデン米大統領は、11月の中間選挙で勝敗の行方が注目される激戦州の一部で遊説を避けている。背景には、支持率が低迷しており、経済に対する有権者の不満が民主党にとって逆風になっていることがある。  クック・ポリティカル・リポートによると、上院と州知事選で最も接戦となっている14州のうち、バイデン氏が9月1日以降に訪問したのは6州にとどまる。アリゾナ、ネバダ、ジョージアの3州は特に注目されているが、バイデン氏は遊説で訪れていない。これらは2020年の大統領選でバイデン氏の勝利に貢献した州でもある。