ジョー・バイデン米大統領は、11月の中間選挙で勝敗の行方が注目される激戦州の一部で遊説を避けている。背景には、支持率が低迷しており、経済に対する有権者の不満が民主党にとって逆風になっていることがある。クック・ポリティカル・リポートによると、上院と州知事選で最も接戦となっている14州のうち、バイデン氏が9月1日以降に訪問したのは6州にとどまる。アリゾナ、ネバダ、ジョージアの3州は特に注目されているが、バイデン氏は遊説で訪れていない。これらは2020年の大統領選でバイデン氏の勝利に貢献した州でもある。バイデン氏は今回の中間選挙でニューヨーク州を3回、メリーランド州を2回訪問している。これらは一部で激戦が予想されるが、民主党支持が強固な州だ。一方ミシガン州とウィスコンシン州にはそれぞれ1回しか訪問していない。大統領選で激戦となった州のうち何度も訪問しているのは、生まれ故郷のペンシルベニア州だけだ。
バイデン氏、激戦州の一部で遊説回避 支持率低迷で
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