米フォード・モーターは人材管理規定の見直しの一環として、業績が劣っていると判断したホワイトカラー社員に退職プランを提供する。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した社内メールで明らかになった。米国の管理職全員に送付された10月4日付の電子メールによると、対象は勤続8年以上で業績に悪化のパターンがあるとみなされたホワイトカラー社員。退職手当を受け取るか、4~6週間の改善プランに参加するかを選ぶことができる。改善プランを選択したが、仕事ぶりが向上しない従業員は退職手当の受け取り資格を失う。このメールによると、修正された規定は10月1日付で実施された。フォードは2026年までに年約30億ドル(約4500億円)の費用を節減し、電気自動車(EV)への移行にかかる資金を捻出することを目指している。