米欧など西側諸国はロシア産石油価格に設定する上限を巡り、早ければ23日の合意成立を目指している。複数の関係者によると、当局者は上限を1バレル=60ドル(約8400円)前後に設定することを協議している。西側は12月5日からの価格規制実施を目指して作業を急いでいる。関係者によると、上限は1バレル=70ドルに設定される可能性もある。今秋は主要7カ国(G7)が価格規制案の詰めに手間どり、作業が遅れていた。23日に欧州連合(EU)加盟27カ国の代表者が会合を開き、価格を巡る合意形成を目指す。EUは価格上限に全会一致で合意する必要があるが、外交筋は協議の難航を予想している。G7はEUと足並みをそろえて上限を承認したい意向だ。
ロシア産石油の価格上限、西側が23日にも合意へ
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