新卒10年目のグーグル部門トップは
「年収3000万円+α」

 グーグルは、エンジニア職とビジネス職で異なり、さらに米国は日本の1.5倍だという。

 エンジニア職は、新卒から「ジョブレベル3」で、900万+RSU150万円相当からスタート。RSU(Restricted Stock Unit)は売却制限付き株式のことで、4年かけて、在籍していた場合のみ、年4分の1ずつ、権利行使が可能となる。株価は、行使するときの時価となるため、株価が上がると従業員全員が裕福になる。入社1年目から全員がRSUを付与されるからだ。

 ビジネス職は「ジョブレベル2」からのスタートで、600万円+RSU100万円相当。技術の会社なので技術者のほうが高い。「意外に(年功序列の)サラリーマン的で、ビジネス職だと、最速の出世でも、新卒9~10年目でやっと部門トップに就けて、年収3000万円+RSU、という感じです」(若手社員)

(*この記事は『「いい会社」はどこにある?──自分だけの「最高の職場」が見つかる9つの視点』の本文を抜粋して、再編集を加えたものです)