就活生必見!もはや“日の丸家電”から飛躍した「電機業界」の採用動向Photo:Diamond

*本稿は、現在発売中の紙媒体(雑誌)「息子・娘を入れたい会社2023」の「親子で学ぶ注目業界完全ガイド」を転載したものです。

就活で欠かせない業界・企業研究。本誌では注目16業界の現状と課題、求められる人材像を分かりやすく解説していく。第7弾は、「持続可能な社会のインフラを支える業界」として、「電機業界」を取り上げる。(ダイヤモンド社 ヴァーティカルメディア編集部 副編集長 小尾拓也)

成長性の高い企業で
働ける醍醐味がある

 コロナ禍の在宅勤務でパソコンやデータセンターの需要が増え、電子部品が好調だった電機業界。半導体バブルは落ち着きつつあるが、5G(第5世代通信網)対応スマートフォンやEV向けの需要は堅調に続くとみられる。

 また、家電や産業機器の分野では、IoT(モノのインターネット)化の潮流により、機器を制御するソフトウエアの技術がますます重視されている。

 こうした「新しい風」が吹いている電機業界で今求められているのは、環境変化に対応できる人材。例えばアナログとデジタル、ハードとソフトの橋渡しをできる能力を持った人、マネジメントと技術のセンスを両方持ち、ビジネス全体を見ることができる人などだ。

 ソニーグループ、パナソニック、日立製作所などの大手は、新たに即戦力となるキャリア人材の採用を増やしている。新卒もインターンシップなどにおいて、これまで以上に実践的なアイデアや技術を重視される傾向が強まっている。