伝説の家政婦・志麻さんのワンポイント講座

 このスープ、もちろんコンソメは使いますが、塩の大切さがよくわかるスープなのです。

 使う野菜を切りながら鍋に入れ、じっくり炒めていくのですが、ポイントは、ひとつまみの塩です。

 この塩があるかないかで味が大きく変わってきます。

 塩は味をつけるだけではなく、素材のうまみを引き出す力を持っています。

 そんな塩に秘められたパワーを実感していただけるのではないかと思います。

材料(4~5人分)★
◎玉ねぎ 1個
◎キャベツ 1/4個(または大きな葉5~6枚)
◎にんじん 1本
◎じゃがいも 小2個
◎ベーコン(薄切り) 4~5枚
◎コンソメキューブ 2~3個
◎塩、コショウ 各適量
◎オリーブ油 適量

作り方
1 にんじん、じゃがいもは皮をむく。野菜はすべて小さい角切りにする。ベーコンも野菜と同じ大きさに切る。

2 鍋に油をひいて玉ねぎ、キャベツ、にんじんを入れ、軽く塩をして弱火でゆっくり炒める。野菜がしんなりしてきたら、すっかりかぶるくらいの水を入れて強火にし、沸騰させてあくを取る。コンソメキューブを加え、中~弱火で煮る。

3 2の野菜がやわらかくなったら、じゃがいもとベーコンを加え、さらに10~15分煮る。途中で水分が少なくなったら水を加える。仕上げにコショウをふる。

MEMO
・野菜を大きめに切るとボリュームが出るし、細かく切れば繊細なスープになる。いずれも、形をそろえて切ると、火の通りが均一になり、見た目も美しい。

・大根やかぶ、ねぎ、白菜を入れてもおいしい。かぶは早く煮えるので、じゃがいもと同じタイミングで入れる。

 これで『志麻さんのプレミアムな作りおき』のベスト人気レシピ5が出揃いました。

第1位【農家の野菜スープ】
【メリークリスマス! 志麻さんベスト人気レシピ第1位】60兆の細胞が「おいしい」と悲鳴を上げた! 子どもから大人まで圧倒的人気の【農家の野菜スープ】簡単レシピ【書籍オンライン編集部セレクション】

第2位【アッシ・パルマンティエ】
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第3位【サーモンの白ワイン蒸し、レモンバターソース】
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第4位【キャロット・ラペ】
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第5位【ローストビーフ】
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 ぜひ作ってみてください。

P.S.)
 数ある私の本の中でも、特に思い入れがあるのが、私の初めての本、『志麻さんのプレミアムな作りおき』にあるレシピたちです。

 カメラマンさんや編集さん、みんなでタクシーに乗ってそれぞれのご家庭に伺い、冷蔵庫に入っている食材を全部テーブルに出し、脚立に上ってまず食材を撮り、その後、3時間で15品くらい作ったら、すべての料理を並べて撮ります。

 途中、ポイントカットももちろん撮ります。そしてみんなでお昼ごはんを食べ、急いで次のお宅へ!

 普通のレシピ本とは大きく違う撮影で、バタバタでしたが、リアリティのある本になったと思います。本の制作にかかわってくださったすべての皆様と、快く協力してくださったお客様にとても感謝しております。

 思えば、あの撮影も2017年のゴールデンウィークでした。

 あれからもう5年。時がたつのは早いなあと思います。

 この本に登場するご家庭はそれぞれ違う悩みを抱えていたり、環境も違います。

 でも、家政婦の仕事をしていると、それが当たり前なのだと思います。

 この本を読んで、少しでも「家と似ているかもしれない」とか、「こういう悩み、わかる、わかる」と思ってくださった方はぜひ参考にしていただきたいと思いますし、レシピには普段書けないような私の頭の中も文章でわかりやすく書いたつもりなので、読み物としても面白いのではないかと思います

 この連休に家族で食卓を囲んで楽しい時間をお過ごしいただけたらと思います。

 この本のレシピが、そんな時間のお役に立てれば嬉しいです。