【ストーリー作成問題】「発想力」が身につく脳トレ

　自分でストーリーをつくり出す問題の場合、それぞれの人が持っている経験や情報によってストーリーがまったく変わってきます。

　同じ人でも別の日につくれば、また違うストーリーが生まれます。答えは、それこそ無限にあるので、何回でも挑戦して新しいストーリー、違うパターンをたくさん考えてみてください。

　人は、経験や知識がない物事に対してはイメージすることそのものがなかなかできません。「たぶんこうだろう」と想像しながらつくることでも充分トレーニングにはなりますが、日頃からいろいろなことに興味を持ち、情報を増やしていくことも大切です。

　このドリルは家族や友人同士でやって発表し合うと、よりおもしろいのではないでしょうか。ほかの人のストーリーを知ると、「そういうこともあるんだ」「今度自分もやってみよう」など興味がわき、結果として経験や知識が増えることにもつながります。

　慣れてきたら、「笑えるストーリー」「感動的なストーリー」など、テーマを決めてみんなでやってみるのもいいですね。ゲームのように盛り上がること間違いなしです。

答え：

　今日は娘の誕生日パーティー。バルーンなどで部屋を飾り付けながら準備中。あとは、大好きないちごたっぷりのケーキとプレゼントを用意すればOK。「お誕生日おめでとう！」の掛け声と一緒にクラッカーを鳴らしてお祝いしよう。

＊本連載は、『１分間瞬読ドリル　超かんたん！入門編』から一部抜粋、追加取材・加筆したものです。

山中恵美子（やまなか・えみこ）
株式会社瞬読　代表取締役社長株式会社ワイイーエス代表取締役社長　EMI高等学院学院長
1971年生まれ、甲南大学法学部卒業。大学在学中に日本珠算連盟講師資格取得。卒業後、関西テレビ放送株式会社に勤務。2003年、そろばん塾を開校し、5教室でのべ2000人以上を指導。2009年、学習塾を開校。グループ30校舎で約2万人の生徒を送り出す。現在は、学習塾を経営する傍ら、子どもからビジネスパーソン、経営者、シニア層までに瞬読を伝え、分速38万字で読める人を出すなど、これまで1万人以上に指導している。また、「瞬読開始3ヵ月後の模試で国語の偏差値が49から64に！」「1ランク上の高校に合格できた」「3年間、歯が立たなかった中小企業診断士の資格が1年でとれた」「英検1級、2回連続で不合格。瞬読をつかって約半年で合格！」など、勉強で成果を出している人が続出。23年4月から、EMI高等学院を開校（通信制高校・サポート校）。テレビ「教えてもらう前と後」（MBS/TBS系）や「おはよう朝日です」（ABC）、雑誌「女性自身」など、多数のメディアに登場。著書に、『1冊3分で読めて、99%忘れない読書術瞬読』（SBクリエイティブ）、『たった１分見るだけで頭がよくなる瞬読式勉強法』『見るだけで脳がよくなる1分間瞬読ドリル』（共にダイヤモンド社）がある。