開成・桜蔭・筑波大駒場・渋谷幕張…。東京・吉祥寺を中心に都内に展開している進学塾VAMOSは、「入塾テストなし・先着順」で生徒を選抜しないのに有名難関校に続々合格させると話題の塾だ。男女別カリキュラムを取り入れたロジカルで科学的な学習法は、特にエリート父親層から圧倒的な支持を集めている。本連載では話題の新刊『ひとりっ子の学力の伸ばし方』を上梓したVAMOSの代表・富永雄輔氏に、保護者からよく聞かれる質問とその回答を教えてもらった。
まず、ご家庭の中で兄弟姉妹が生まれたときに、「上の子は上の子、下の子は下の子」であるということを強く意識することだと思います。
同じ育て方をしても、リアクションが上の子と第二子、第三子では違うことがあると思います。
第二子、第三子が生まれたときは、「第一子とは別の人間である」ということは強く意識した方がいいでしょう。
一方で、長男・長女でご両親が培った経験を、第二子以降にはフルに活用してあげるべきです。
私がいつも言っていることなのですが、「第一子でやってよかったな」と思うことは下の子に対して早くやってあげるといいでしょう。
第一子で学んだ経験は、とにかく早めに第二子以降に生かすべきです。
逆に、「やらなくていいな」と思うことは絶対やらない。意識的に早く動くことが兄弟姉妹がいる家庭のポイントだと思います。