マリフアナ(大麻)の擁護者たちは、合法化すれば闇市場に歯止めがかかるとわれわれに話していた。われわれはまだ成果を待っている。カリフォルニア州では逆のことが起きており、違法マリフアナの供給過剰による価格下落で合法的な業者が打撃を受けている。進歩主義者たちは現在、マリフアナを州外へ出荷して業界を救うため、州際協定を提案している。カリフォルニア州の有権者は2016年、嗜好(しこう)用マリフアナの栽培・販売・所持を認める条例を承認した。マリフアナは連邦物質規制法で「スケジュールI」に分類されている。乱用の可能性が高く、連邦法の下では所持・製造・販売は違法となる。しかし大手マリフアナ業者は、アルコールを上回る公衆衛生上の危険はないと21州の州議会議員と有権者を説得し、州内での嗜好用での使用を合法化することで、雇用と税収が増えると主張した。ウィリアム・バー前司法長官はかつて、これについて「連邦法を無効にする裏口のようだ」と述べていた。