【北京】北米大陸上空に偵察目的とみられる中国の気球が出現したことを受け、米中間の緊張が高まっている。だが、そうした状況にもかかわらず、大手多国籍企業のトップらは中国経済の再開に伴い、徐々に訪中を再開しているようだ。  独フォルクスワーゲン(VW)のオリバー・ブルーメ最高経営責任者(CEO)が1月下旬から2月上旬にかけて中国を訪問したと同社は発表した。アップルのティム・クックCEOや、ファイザーのアルバート・ブーラCEOも来月訪中する見込みであることが、関係者の話で明らかになった。メルセデス・ベンツグループによると、オラ・ケレニウス会長も中国訪問を計画中だ。