発売初月の売り上げは
計画の3倍以上と好調

 今回、発売された白湯は、同時期に発売された同社の他商品の10倍もの口コミを獲得しており、発売初月の売り上げが販売計画数の3倍以上になるなど、反響は上々だという。

 発売1週間前には、偶然にもL'Arc~en~Cielのhyde氏が「コンビニに白湯が売っていればいいのに」とツイートし、そこにアサヒ飲料公式アカウントやファンが「出ました!」とリプライした場面もあったとか。

「ほかにも、『薬を飲むときは白湯で飲みたいから、外出先で購入できると助かる』といった高齢者の方もいるなど、発売前にはあまり想定していなかった声も届いています。具体的なユーザーの解析は今後進めていきますが、思わぬ場面で白湯を活用しているなど、新たなユーザーニーズが見えてくるのではないかと期待しています」

 とはいえ、白湯が店舗で陳列されるのは、温かいお茶やコーヒー、ココアなどが並ぶ“激戦区”のホットドリンクコーナー。さらに昨年2月からはセブンイレブンにて「谷川岳の天然水 ホット用」という白湯が販売されており、今後は差別化の難しさも抱える商品といえるだろう。

「現段階では白湯が並ぶスペースは少ないですが、今後、よりニーズが高まっていく可能性はあるはずです。また、白湯は冬だけでなく、健康を意識して通年飲み続ける人がいる飲み物でもあるので、売れ行き次第では通年販売も目指していきたいですね」

“出先で買える白湯”を効果的に用いて、健康意識を高めてみてはいかがだろうか。