米国は、オーストラリア向けの原子力潜水艦について、最初の数隻を米国内で建造し、導入を加速させようとしている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。これは、米サンディエゴで13日に行われるジョー・バイデン米大統領、アンソニー・アルバニージー豪首相、リシ・スナク英首相の会談で発表される予定の計画の一部となる。米国のバージニア級原子力潜水艦を最大5隻オーストラリアに売却する計画は、2030年代半ばまでに同国に原子力潜水艦を提供するためのつなぎとなる。関係者によると、潜水艦の建造はその後、英国とオーストラリアに移行し、米国の技術を取り入れた新しい設計の潜水艦を建造することになる。また、米国は今後数年間、オーストラリアへの寄港を強化し、27年までにパースに米国の攻撃型潜水艦を展開する能力を確立する。
オーストラリア、米国から原子力潜水艦を購入へ
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