ローソンは昨年11月下旬、「グリーンローソン」の1号店をオープンした。廃棄ゼロなどを目指すなど環境に配慮した店舗で、2024年までに全国展開するというが、果たして地域に根付いた店舗となり得るのか。その特徴や普及の見込みについて、流通ジャーナリストの渡辺広明氏に聞いた。(清談社 沼澤典史)

ワンオペ営業という
未来のコンビニ

「グリーンローソン」東京・北大塚にオープンした「グリーンローソン 北大塚一丁目店」(筆者撮影)

 ローソンは昨年11月、東京・北大塚に「グリーンローソン 北大塚一丁目店」をオープンした。プラスチック削減など環境に配慮しつつ、完全セルフレジやアバター接客なども導入した実験型店舗である。

 また、通常の店舗で販売している「チルド弁当」や「常温弁当」の販売は行わず、冷凍弁当と店内厨房で作る弁当のみを販売。これによって弁当の廃棄を大幅に削減し、食品ロスにも対応するという。

 このような今回のローソンの実験的な試みについて、渡辺氏はこう評する。