野球の練習になぞらえて「100本ノック」などと呼び、企画のアイデア出しを無数に提出させる会社もあるだろうが、天野は自分自身もしなければ、部下にもそれを強要したことはないという。

「100分の1ではなく、1分の1でいいと思っています。この3つの目盛がそれぞれ水準に到達していれば、絶対に自信を持ってファン・サポーターにお届けできると言える。それに、一つに懸けたほうが、モチベーションも高く、たとえ企画実現の障壁があったとしても、乗り越えてやろうという気概にもなりますからね」

 そのマインドこそが、周囲をあっと驚かせるイベントの数々の実現につながっている。