運動能力・バランス感覚を同時に高める「自重筋トレ」2選、効果的な姿勢と回数は?Men’s Health UK

 20世紀初頭に無敗の世界チャンピオンであり続けた伝説のインド人レスラーThe Great Gama(グレート・ガマ)は、これから紹介するトレーニングメニューを毎日行っていたという記録が残っています。それは(インドでは「バイサック」と呼ばれる)いわゆる「ヒンズースクワット(Hindu squats)」、そして(インドでは「ダンド」と呼ばれる)腕立て伏せ種目のひとつ、いわゆる「ヒンズープッシュアップ(Hindu push up)」を行っていたということ。

 それも、その回数は尋常ではありません。前者が最低でも5000回、後者が最低でも3000回…。その屈強さの裏側には、やはり「想像を絶する精神力と、そこから生まれる実行力・継続力があったからこそだ」と再確認できます。とは言え、21世紀となってしばらく過ぎた現在を生きるトレーニーたちの中には、「この2つのトレーニングは非科学的だ」と目をそむけている人も少なくないでしょう。ですが、このセットメニューは「時代」に流され、溺れさせるほどヤワなトレーニングではありません。時代の流れに乗って、泳がせるべきものだと考えます。