書影『人生の純度が上がる手帳術』(ディスカバー・トゥエンティーワン)『人生の純度が上がる手帳術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
本橋へいすけ・井上ゆかり 著

 そもそも、私たちは急激な変化を必ずしもよしとしていません。なぜなら、がんばって急いで変わろうとすると、自分に大きな負荷をかけることになったり、自分に厳しくなったりするからです。

 それよりも、ありたい自分・なりたい自分を軸に、いくつかのステップに沿って、ゆるやかな右肩上がりで変化していくことが望ましいと考えています。

 そのうちひとつのステップは、自分の内側に意識を向けること。心からの願いや、本心を明らかにしていきます。

 まじめな人ほど、空気を読んだりまわりに合わせたりしてしまい、自分の本当の気持ちに鈍感になってしまいます。そのまま夢や目標を考えようとしても、自分でも気づかないうちに「みんなが目指しているもの」「一般的によしと評価されているもの」を設定してしまうことがあります。頭に何も浮かんでこない人もいるかもしれません。

 そんなときは、「1日の終わりにその日の気持ちを書いて感じる」など、自分の心に向き合い、本当のありたい姿・なりたい姿を探していきましょう。