就活本に初めて「自己分析」の考えを取り入れた『絶対内定』。
その最新作となる『絶対内定2025』が刊行になる。本書は2025年卒以降の学生向けの自己分析、就活対策決定版である。
ただ内定をとるだけではなく、「本当にやりたい仕事がわかる(やりたいことに気づける)」「自分らしく働ける会社と出合える」「入社してから『こんなはずじゃなかった』と後悔しない」ための1冊であることが大きな特徴だ。
これまで10200人以上に就職指導をし、その“第一志望”内定率が93%というキャリアデザインスクール「我究館」がもつノウハウがこのシリーズには詰まっている。
今回は同書の刊行を記念して、その内容の一部を特別に公開する。(構成/朝倉陸矢)
「感覚(センス)がない人」は内定獲得できない
仕事は頭と根性と行動力だけでやるものではない。遊びや恋愛などほかのものと同様、感性が求められる。
例えばマーケティングなども、学問上の理論で通用するものではない。
一番大切なものは感性だ。もっと分かりやすく言えば感覚だ。
レイアウトデザインなどビジュアルのセンス。コトバのセンス。コトバのリズム。ビジネスパーソンにも高い感性レベルが求められる時代なのだ。僕は理系だったが、研究に最も大切なものも感覚だと思っている。音楽でも仕事でも同じだ。
学問や理論を軽視するつもりはないが、感性を鋭くすること。感覚を大切にすることが必要だ。
では、感性を研ぎ澄ますためには、どんなことが有効か。いくつか挙げてみよう。
①心の奥の良心と対話する
②自分に厳しくすることで、気分を上げる
③情報のシャワーを浴びる
④遊ぶことで気分を上げる
また、仕事上で、特にマーケティングの面での感性を磨くのであれば、社会の大まかな動きをとらえ、また生活者の気持ちをとらえること。その種の情報のシャワーを浴びることが有効だ。
僕は次のようなことをしている。非常に有効な手段だと自信を持っている。
・流行の曲をザッと聞いて感じて分析する
・人気のアプリをザッと使い感じて分析する
・ネットニュース、新聞、週刊誌、マンガなど、興味がない分野もザッと目を通し感じて分析する
・本屋で流行の本のタイトルをザッと見て感じて分析する
・学生、社会人としゃべる
・そのほかギターを弾く、好きなアーティストの音楽を聴くなどして気分を上げる
・サーフィン、スノボ、登山、キャンプなど自然と戯れる