「なんか嫌」な上司…嫌な理由を言葉にすると、なぜか心穏やかになる訳「はぁ。あの上司。“なんか嫌”だな」。この“なんか嫌”をしっかり言葉にしてみよう(写真はイメージです) Photo:PIXTA

スポーツや仕事などで自分の能力をフルに発揮して、成果を出すには自分の感情をコントロールすることが必要不可欠。そこで今回は、メンタルバランストレーナーとしてアスリートをはじめとして多くの人にカウンセリングを行う御堂剛功さんの新刊『ZerO理論 人生の問題をすべて解決する奇跡の方式』(青春出版社刊)から感情をコントロールするコツについて抜粋し、紹介します。

モヤモヤした感情をそのままにするな

 悲しい、うれしい、ワクワクする、緊張する、ムカつく、怖い…。学校や職場、その他いろんな日常生活の場で、あなたはきっとこうしたさまざまな感情を抱いて過ごしているはずだ。

 こうした自分の感情と向き合うため、あなたに実践してほしいことがある。

 それは、とにかく「感情を意識して生きる」ってこと。何かをしたとき、しているとき、「今、自分はどんな感情を抱いているか」、あえて意識してみる。具体的には「ラベリング」をしてみてほしい。ラベリングとは、そのまま訳せば「ラベルを貼ること」。

 たぶん、多くの人はその感情に名前をつけず、なんとなくモヤモヤとした感覚だけで捉えているんじゃないかな。感情に向き合うのは、少し怖いことでもあるからね。

 けど、逆やねん。