家族も大きく変わるきっかけ
決してネガティブにならない
これはあくまでも私たち家族の例であって、それぞれの環境によって全員が同じような結果になるとは限らないと思います。しかし、最初に診てくださった先生から「この子は実年齢より5歳年齢が若いんだと思って見ていてください。そのうち成長が追いつくこともあると思いますよ」という言葉を信じて育ててきました。
もちろん、本人の成長もあると思いますが、家族も大きく変わるきっかけになったのも事実です。このような弟を持った娘は、幼い子どもの面倒を見ることを当たり前と思うようになり、現在は幼稚園教諭、保育士、小学校教諭の免許を取得し、子どもたちと関わる職場で働いています。
私たち夫婦も大変なことばかりでしたが、今振り返ってみれば、面白いエピソードもここに書ききれないほどたくさんありました。だからというわけではないでしょうが、発達障害は決して家族がネガティブに考える必要はないと切に思っています。