ヤッフォの中心となる広場から入り組んだ路地を抜け、今でも暮らしが息づく住宅の脇を通り、石畳の階段を上がり、小高い広場に出る。するとそこには美しいたたずまいの聖ペテロ教会が待ち受けている。地元の信者が祈るだけでなく、世界中からの巡礼を受け入れている現役の教会だ。

聖ペテロ教会
開門時間 8:00~11:45/15:00~17:00
料金 無料(寄付歓迎)
*礼拝日や祝日など入館できない場合もある
東京~イスラエル「初の直行便」就航!地中海ビーチ&地元グルメを写真付きレポート聖ペテロ教会のステンドグラスにはタビタの奇跡が描かれている

 この日は臨時の催しで入場できないと掲示されていたが、神父さんが「2分だけなら」と中へ招き入れてくれ、拝観の幸運に巡り合えた。祭壇には天から授かった白い布を象徴する絵画がある。ステンドグラスにはペテロがタビタを死から蘇らせた奇跡が描かれている。ペテロを表す天国の鍵の図案も見える。聖書の場面がひとつひとつ蘇っていて荘厳な雰囲気。ここでは礼拝する人たちや信者の邪魔にならないよう配慮しよう。

東京~イスラエル「初の直行便」就航!地中海ビーチ&地元グルメを写真付きレポート車止めのある旧市街入口。高校生による横断幕の絵画が個性的!

 教会を出てヤッフォ旧市街を散策する。かつて港町だったこのエリア、当時の面影を残す路地や建物はギャラリーやブティック・ホテルなどに再生され、オシャレな町として生まれ変わった。個性的な住所表記プレートや壁のグラフィティは人気の撮影スポットになり、路地のあちらこちらで撮影に熱中する観光客の姿があった。自動車の通行が規制されているので、自撮りや動画撮影を安心して楽しみながら歩くことができる。

東京~イスラエル「初の直行便」就航!地中海ビーチ&地元グルメを写真付きレポート高層ビル群とターコイズブルーの海はテルアビブらしい風景

 オールド・ヤッフォの丘から海側のテラスに下ると眼前に地中海沿いの美しい海外線が広がる。町に沿うように長く広がるビーチはそれぞれ名称が付けられ、バカンス客ばかりでなく地元の人たちの憩いの場としても愛されている。テルアビブはヨーロッパでは人気のバカンス・リゾートとして知られた町。夏ともなれば、この美しい地中海のビーチに多くのヨーロピアンが訪れる。