アーティストやデザイナーが集う町ネヴェ・ツェデク地区へ

東京~イスラエル「初の直行便」就航!地中海ビーチ&地元グルメを写真付きレポート古道具、みやげ物など雑多なものが並ぶ

 ヤッフォの旧市街を後にし北へ向かう。ほどなくするとのんびりとした商店街が見えてきた。昔ながらの骨董品?いや古道具?それともガラクタ?どうやらフリーマーケットのようだ。歩道や車道にまで品物を広げている路地を歩くのもおもしろい。地元の人も寛いでいて、「どこから来たの?」なんて声をかけられ、オープンでフレンドリーな雰囲気。飲み物片手にリラックスしながらぶらついたり、学生さんと肩を並べてランチを頬張ったりできそうな気軽な店もたくさん。お気に入りのアクセサリーや掘り出し物のおみやげを探しながら練り歩くのが楽しい。

東京~イスラエル「初の直行便」就航!地中海ビーチ&地元グルメを写真付きレポート古い家もアーティストにとっては居心地のよいアトリエに

 フリーマーケットを出てさらにヤッフォの北側に歩みを進めるとネヴェ・ツェデクと呼ばれるエリアが広がる。ここは20世紀初頭に開発されたテルアビブで最も古い地区。平屋建ての家が並ぶ景観は、高層ビルの多いテルアビブでは異彩を放つ。そこに魅力を見出し、老朽化した家屋にアーティストやデザイナーたちが住みはじめ、ここ数年で若くエネルギッシュな町に変わってきた。ギャラリーやブティックが軒を連ね、個性的で魅力的なアイテムがストリートを彩る。

 少し奥まった路地には流行に敏感な人たちが集まるおしゃれカフェが点在している。歩き疲れたら木陰のテラス席でひと休みするのがおすすめだ。

東京~イスラエル「初の直行便」就航!地中海ビーチ&地元グルメを写真付きレポート渋滞解消の救世主となるか、LRTに期待!

 現在、テルアビブの深刻な問題は交通渋滞。自家用車での通勤が大半を占めるため、朝晩のラッシュ時に道路はクルマで埋め尽くされる。郊外の駐車場からシャトルバスで市内へ向かうパーク&ライドも導入されているが、いまだ渋滞解消には至っていない。地下鉄の導入も計画され、テルアビブ各所で地下鉄工事が進んでいる。テルアビブ~ヤッフォ間にはLRT(ライトレール=路面電車)の試運転も開始された。ひと足先に開業したエルサレムに続き、本格稼働が期待されている。