子どもから大人まで数学を苦手とする人は非常に多いのではないでしょうか。ましてや高校数学ともなるとほとんどの人が挫折してしまった経験を持っているでしょう。しかし、高校数学の基礎は丁寧に学べば特別難しいものではなく、同時に得た知識は私たちの生活にも大きく役立ちます。そんな高校数学の超入門書として書かれたのが『【フルカラー図解】高校数学の基礎が150分でわかる本』です。本記事でははじめての人から大人の学び直しまで1人で高校数学が学べる本として発刊された本書をもとに米田氏のオリジナルコンテンツをお送りします。

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1. マイナスの数

 小学校ではゼロ以上の数しか習いませんが、世の中にはゼロより小さい数もあります。具体的には、ゼロの下には

・マイナス 1 (-1)
・マイナス 2 (-2)
・マイナス 3 (-3)

のような数が続いています。(気温にマイナスがあることを想像すると、わかりやすいでしょう)

 それでは、 -5 足す 8 のような「マイナスの足し算・引き算」を行うにはどうすれば良いのでしょうか。

 基本的には、以下のような数直線を考えれば良いです。たとえば -5 足す 8 の場合、数直線上の -5 から右に 8 進んだ場所は 3 なので、足し算の答えは 3 となります。

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 ただし、引き算の場合は移動方向が逆になります。たとえば -2 引く 5 の場合、数直線上の -2 から左に 5 進んだ場所は -7 なので、引き算の答えは -7 となります。

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