2. マイナスの数の掛け算・割り算
それでは、-5 掛ける -12 のような掛け算はどうすれば良いのでしょうか。実は下図のように、2つの数のうち片方だけがマイナスの場合に限り、答えにマイナスが付きます。
たとえば -5 掛ける -12 は、-5 と -12 の両方の数がマイナスになっているので、答えはプラスの 60 となります。
割り算の場合も同様に、片方だけがマイナスの場合に限り、答えにマイナスが付きます。たとえば 12 割る -4 は、12 と -4 の片方だけがマイナスなので答えは -3 です。
3. 同じ数を何回も掛ける「累乗」
次に累乗について説明します。累乗は、以下のように「同じ数を何回も掛ける演算」です。
・2 を 3 回掛けると 2×2×2=8
・5 を 3 回掛けると 5×5×5=125
ここで数学の世界では、2 を3回掛けた数のことを「2 の 3 乗」といい、23 と書きます。同様に、5 を3回掛けた数のことを「5 の 3 乗」といい、53 と書きます。