4. 二回掛けて元の数になる「ルート」
ルート ( √ ) は、「2回掛けると元の数になる数」を求める演算です。たとえば
・4 を 2 回掛けると 16 なので、√16 は 4
・5 を 2 回掛けると 25 なので、√25 は 5
・7 を 2 回掛けると 49 なので、√49 は 7
となります。
なお、-4 を 2回掛けても 16 になるので、√16 は -4 になるのではないかと思うかもしれませんが、ルートの答えは0以上でなければならないという決まりがあるので、√16 は 4 です。
5. 文字式
最後に文字式について説明します。文字式は、a+5、b2 のように文字を使った式のことです。
たとえばリンゴが a 個、ミカンが 5 個あるとき、果物の合計個数は a+5 個となりますが、この a+5 という式は文字式です。
しかし、皆さんの中には「そもそもなぜ文字式なんてものを使うのか」と考えた方もいると思います。
このような方は、数学の世界では「わからない数」に a, b, c のような文字を割り当てる慣習がある、と思っておくと良いでしょう。
まとめ
今回の記事では、中学数学の基礎知識を5個紹介しましたが、これだけ知っていれば「高校数学の基礎が 150 分でわかる本」を読むために必要な事前知識は十分整っています。
なぜなら、本書はフルカラーの図解でわかりやすいだけでなく、一次関数など、中学範囲で習う前提知識も解説されているからです。(もちろんマイナスの数など、本記事で紹介されたことも載っています)
ですので、興味のある方はぜひお読みいただければと思います。