子どもから大人まで数学を苦手とする人は非常に多いのではないでしょうか。ましてや高校数学ともなるとほとんどの人が挫折してしまった経験を持っているでしょう。しかし、高校数学の基礎は丁寧に学べば特別難しいものではなく、同時に得た知識は私たちの生活にも大きく役立ちます。そんな高校数学の超入門書として書かれたのが『【フルカラー図解】高校数学の基礎が150分でわかる本』です。本記事でははじめての人から大人の学び直しまで1人で高校数学が学べる本として発刊された本書より内容の一部を抜粋してお届けします。

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確率とは?

 確率は、ある物事がどれくらい起こりやすいかを表す値です。

 たとえば降水確率が70%であれば10回に7回の割合で雨が降り、降水確率が20%であれば10回に2回の割合でしか雨が降らないことを意味します。

図

 ここで重要なポイントを1つ説明します。皆さんが日常生活で確率を表すときは、0%から100%までのパーセント表記を使うことが多いでしょう。

 しかし数学の世界では、パーセントを使わずに0~1の数値で表すこともあります。たとえば確率70%は「確率0.7」、確率20%は「確率0.2」となります。(このようにする理由は、確率の計算がしやすくなるからです)

練習問題

確率5%をパーセント表記を使わずに表してください。