サンダルの形状は靴ずれのしやすさと深く関わっているサンダルの形状は靴ずれのしやすさと深く関わっている(写真はイメージです) Photo:PIXTA

連日の猛暑も、サンダルを履けば多少は過ごしやすくなるはず。そう思ったのもつかの間、足に合わないサンダルを履いていると、たちまち皮膚が破れて靴ずれを起こしてしまうリスクがある。夏のツラい靴ずれの原因や対策について、専門家に話を聞いた。(清談社 真島加代)

靴ずれしにくいサンダルの
素材や形状

 真夏の足元を快適にするために履くサンダル。しかし、いつの間にか足の甲や親指の付け根の皮膚がむけたり、水ぶくれができたりして、一歩踏み出すたびに苦痛を伴う“靴ずれ”になっていた、という人も多いはず。

「全国どこでもシューフィッター」として活動中のシューフィッター、こまつ氏は「サンダルの種類によって、靴ずれのしやすさは異なる」と話す。

「足の甲の皮膚は、足の裏の皮膚に比べて1/3~1/5ほどの薄さしかありません。ですから、靴下を履く前提で選ぶ靴と同じ感覚でサンダルを買うと、容易に皮膚が破れてしまうのです。たとえば、定番の『つっかけ』のサンダルは、足とサンダルの間に余計な隙間ができて摩擦が生じ、高い確率で靴ずれになります。スポーツサンダルのように、足とサンダルを密着させるストラップがついていれば、隙間が生まれず、靴ずれもしにくい。このように、サンダルの形状は靴ずれのしやすさと深く関わっているのです」