再現性の高いビジネス
「コロナ禍になり、100点満点の物件を残してあとは整理をしました。でも完全撤退はしたくなかったんですね。なぜならコロナが終わったら絶対インバウンドは戻ってくると信じていたんです。世界一周の旅をしていた時に、いかに皆が日本のことを好きか知っていたので」
その言葉通り、現在は18軒まで復活。1回で100万円超の予約も決まるような大箱物件も運用し、売り上げは2千万円超え。家賃、管理業者への委託料、光熱費、清掃費などを引いても軽く本業を超す収入があるという。
「ビジネスで一番大変なのは集客だと思うのですが、民泊はAirbnbなどの予約サイトに登録すれば世界中から集客をすることができます。物件さえ見つけることができれば、あとはセオリー通りに作りこんでいけばかなり再現性の高いビジネスだと思います」
鳩子さん流の民泊を立ち上げるステップは下記のチャートの通り。
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「民泊物件は自分が住む部屋探しとは発想を変える必要があります。築浅できれい、日当たりの良さなどは必要ありません。賃貸では貸しにくいような物件は逆に狙い目です」(鳩子さん)
(編集ライター・江口祐子)
※AERA 2023年9月4日号より抜粋
※AERA dot.より転載