3位から5位は「中3社」と呼ばれる
大手電力トップスリー
1位はイーレックスで、平均年収は1036.7万円(従業員数126人、平均年齢42.4歳)だった。バイオマス発電事業を強みにする、新電力会社だ。動物や植物を原料にするバイオマス燃料(イーレックスのバイオ燃料の元となるのはアブラヤシの種や木くずなど)を海外から調達し、自前のバイオマス発電所を全国で運営、販売まで一貫した事業モデルを形成している。
2位はレノバで、平均年収は977.5万円(従業員数246人、平均年齢41.4歳)だった。レノバは再生可能エネルギー専業で、メガソーラー(大規模太陽光発電所)や海外輸入燃料を主体にしたバイオマス発電所を開発・運用し、固定価格買い取り制度を使って電力を供給している。
3位から5位は、「中3社」と呼ばれる大手電力トップスリーが並んだ。3位は中部電力で、平均年収は857.8万円(従業員数3127人、平均年齢43.7歳)だった。
4位は関西電力で、平均年収は820.8万円(従業員数8633人、平均年齢43.0歳)。
5位は東京電力ホールディングスで、平均年収は815.6万円(従業員数7113人、平均年齢44.8歳)だった。
なお、今回のランキングでは、平均年収1000万円超が1社、900万円台が1社、800万円台が3社、700万円台は9社、600万円台は5社、500万円台が6社あった。
そして、ガス会社は9社あり、平均年収は607.3万円だった。500万円台だった6社は全てガス会社であることから、電力会社との“格差”もあるようだ。一方、ガス会社の中で最も平均年収が高かったのは東京ガスで、695.9万円(従業員数5958人、平均年齢42.6歳)だった。
次ページ以降では、6位~25位の企業を一挙に公開している。ぜひ、チェックしてみてほしい。
(ダイヤモンド編集部 宝金奏恵)