アントニオ・グテーレス国連事務総長は、人類が「地球沸騰化」の脅威に直面していると警鐘を鳴らした。クウェートで屋外作業に従事する移住労働者たちは、カ氏120度(セ氏約49度)を超える気温の下で長時間働いていることから腎臓疾患を抱えている。各国海軍の戦略家らは、北極圏の海氷減少が極北地域での戦闘に及ぼす影響を分析している。  記録的な暑さ、異常気象、破壊的な暴風雨、荒れ狂う山火事に見舞われた今年、気候変動対策を推し進める抵抗不可能と思える政治的機運と、世界システムの中で変化を拒んでいるように見える政治・経済の現実との衝突が激化している。