「翻訳」「文章の要約」は予想通り
予想以上だった「アイデア出し」
ChatGPTなどの生成AIの利用は驚異的なスピードで拡大している。
製薬会社の研究開発では新しい薬の発見に利用するという、想像もつかないような使い方がされている。また病気の自己判断や法律関係の仕事への利用も検討されている。
では、私たちが見聞き出来る範囲では生成AIがどのように使われているだろうか? これを調べるために、メディアプラットフォームnoteが運営する私のページでアンケートを行ない、興味深い結果を得た(注1)。
予想通りだったのは、「外国語の資料の翻訳」と「長い文章の要約」が多かったことだ。
予想外だったのは、第1に「長い文書の校正」がそれほど多くなかったこと。第2に、「アイデア出し」が多かったことだ。
書籍や記事のタイトルやスピーチの内容、レシピの作成、直面している問題の解決策など、アイデアをChatGPTに求める内容は多岐にわたっている。私はこれまで、ChatGPTによるアイデア出しには、あまり期待していなかった。それがかなりの人に利用されていたので、考えを変える必要があるかと思うようになった。