コピーですぐに使える!ChatGPT100選 職種別・業種別・部署別#5Photo:PIXTA

許認可や法務手続きを代行する行政書士と司法書士。これらの業務はデジタル化の影響を真っ先に受け、AIに仕事を奪われる脅威にさらされている。だが、ChatGPTをうまく活用すれば、形勢を変えることが可能だ。特集『コピーですぐに使える!ChatGPT100選 職種別・業種別・部署別』(全30回)の#5では、司法書士と行政書士が「代行業」から脱却し、生き残るために強力な武器となるプロンプトを六つ紹介しよう。(パワーコンテンツジャパン代表取締役 横須賀輝尚)

効率化とサービス充実に使える!
司法書士&行政書士向けプロンプトを公開

 司法書士は法務手続き、行政書士は許認可手続きの代行を主要業務としている。ところが、手続きの代行業務は、デジタル化の影響を真っ先に受けた。実際、「freee許認可」や「GVA法人登記」などのサービスに、仕事を奪われつつある。

 さらに国家戦略としてデジタル庁が創設され、書類への押印の廃止やオンライン申請が進んでいることも、司法書士と行政書士の仕事を奪う状況に拍車を掛けている。

 そんな状況だからこそ、ChatGPTを味方に付けて、業務の効率化と顧客へのサービスを充実させたい。

 まずは司法書士から考えていこう。司法書士の代表的な仕事は商業登記と不動産登記だ。

 商業登記の手続きには会社設立やその変更登記があるが、手続きの代行であるため、前出のITツールには利便性やスピードでどうしても負けてしまう。だが、提案力で差別化することはできる。顧客の中には、司法書士に会社名のアイデアを求める企業があるのだ。

 次ページでは、司法書士と行政書士のそれぞれが実務で使えるプロンプト(指示文)を紹介していこう。いずれも「生き残る」ための、強力な武器となるはずだ。