2024年「中学受験」直前! わが子が成長する中高一貫校&塾#33Photo:PIXTA

御三家や早慶付属と比較して情報が少ない中堅校だが、教育内容が魅力的な学校はたくさんある。特集『わが子が成長する 中高一貫校&塾』(全34回)の#33では、本命校候補としても併願校候補としても注目したい、プロが厳選した偏差値50台前半以下で狙える「ボリュゾ」にお薦めの中高一貫校を一挙に紹介する。(ダイヤモンド編集部 篭島裕亮)

「週刊ダイヤモンド」2023年10月28日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

偏差値40台でも十分に狙える
魅力的な中堅校を紹介

 旧Twitterの「X」などのSNSでは、中学受験のボリュームゾーンの子どもを持つ保護者が、自虐的な意味を込めて「ボリュゾ」と自らの家庭や子どもを呼ぶことがある。

 ところがボリュゾのはずが、彼らが目指す中堅校の情報の方はというと、御三家や早慶付属などの難関校と比較すると多くない。

 しかし実際は、改革を進める中堅校には面倒見のいい学校が多く、「6年後の出口」は現在の実績と様変わりする可能性もある。近年では広尾学園や三田国際学園、さらにさかのぼると渋谷教育学園渋谷や洗足学園も偏差値を大きく上昇させて難関校の地位を確立した。また、思春期の6年間を勢いのある学校で過ごすのも、子どもにとってプラスになる可能性が高いだろう。

 次ページではプロが厳選した偏差値30台から50台前半までで狙えるお薦めの中高一貫校を、推奨理由とともに一挙に紹介する。

 学校のタイプも新設校から、改革に着手した伝統校、次なる広尾学園や三田国際を狙う国際派、すご腕教師を招聘して進学校を目指す学校まで多岐にわたる。わが子に合った学校が探せるはずだ。本命校候補としてはもちろん、併願校候補としてもチェックしてほしい。