2024年入試対応!わが子が伸びる中高一貫校&塾&小学校#16Photo:PIXTA

中学入試時の偏差値はそう高くなくても、「旧帝一工」など難関国立大学に強い、後伸びが期待できる中高一貫校はどこか?特集『わが子が伸びる中高一貫校&塾&小学校』(全29回)の#16では、偏差値が55以上の中高一貫校における「難関14国立大」の合格実績にフォーカスした“お得”な中高一貫校ランキングを作成した。(ダイヤモンド編集部編集委員 竹田孝洋)

偏差値55以上の中高一貫校で
“後伸び”で東大・京大などに強い学校は?

 東京大学や京都大学を始めとする旧帝大や「一工(一橋大学、東京工業大学)」、神戸大学などの難関国立大グループに、中学入学時の学力を“後伸び”させることで高い合格実績を出している中高一貫校はどこなのか?

 それを知るために、ダイヤモンド編集部は大学通信の協力を得て独自のンキングを作成した。中高一貫校の各大学グループ(「難関国立大」「早慶上理」「MARCH」「関関同立」)への「合格力」と「中学入学時偏差値」から、各大学グループに特化した中高一貫校の「伸長度」を算出して、順位付けを行った。なお、難関国立の対象とする中高一貫校は、2022年の入学時偏差値55以上に限定した。

 注意点としては、中高一貫校の中には、特進コースを設けたり、高校から入学できたりする学校もあること。そのため各ランキング上位校であっても、実態として特進コースや高校入学者が大学合格実績をけん引する学校もあるので、各校の説明会などで確認してほしい。

 それでは次ページで「難関国立大に強いのに入りやすい中高一貫校」のランキングを見てみよう。