2024年入試対応!わが子が伸びる中高一貫校&塾&小学校#10Photo:PIXTA

首都圏の最難関私立大学グループ「早慶上理」。この4大学の合格者は、難関中高一貫校出身者だけではもちろんない。中学入学時の偏差値が55未満の中高一貫校でも、生徒を“後伸び”させて合格者を多数輩出する学校も多い。そこで、特集『わが子が伸びる中高一貫校&塾&小学校』(全29回)の#10では、偏差値が55未満の中高一貫校における早慶上理の合格実績にフォーカスした“お得”な中高一貫校ランキングを作成した。(ダイヤモンド編集部編集委員 竹田孝洋)

偏差値55未満の中高一貫校で
“後伸び”で早慶上理を狙える学校は?

 首都圏の私立大学の最高峰グループ、「早慶上理(早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学)」。この4大学の合格者は、難関中高一貫校出身者だけにとどまらない。中堅クラスの中高一貫校から、学力を大きく“後伸び”させて合格を果たした者も多い。

 そんな中学入試時の偏差値は高くはないが、早慶上理に強い中高一貫校はどこなのか?

 それを知るために、ダイヤモンド編集部は大学通信の協力を得て独自のンキングを作成した。中高一貫校の各大学グループ(「難関国立」「早慶上理」「MARCH」「関関同立」)への「合格力」と「中学入学時偏差値」から、各大学グループに特化した中高一貫校の「伸長度」を算出して、順位付けを行った。なお、早慶上理の対象とする中高一貫校は、2022年の入学時偏差値55未満に限定した。

 注意点としては、中高一貫校の中には、特進コースを設けたり、高校から入学できたりする学校もあること。そのため各ランキング上位校であっても、実態として特進コースや高校入学者が大学合格実績をけん引する学校もあるので、各校の説明会などで確認してほしい。

 それでは次ページで「早慶上理に強いのに入りやすい中高一貫校」のランキングを見てみよう。