米プライベートエクイティ(PE)投資大手のKKRが日本で勝利を手にした。半導体価格は遠からず持ち直すとみられ、タイミングも申し分ない。投資家はこのチャンスに乗ることを考えてみてはどうだろう。  旧日立製作所系のKOKUSAI ELECTRICは25日に東京証券取引所で取引が始まる。同社は先週、新規株式公開(IPO)で約7億2000万ドル(約1080億円)を調達するとの見通しを明らかにした。調査会社ディールロジックによると、日本でのIPOとしてはほぼ5年ぶりの規模となる。KKRは日立国際電気を買収し、2018年に半導体事業をKOKUSAI ELECTRICとして分社化した。