米グーグルの親会社アルファベットが24日発表した7-9月期(第3四半期)決算は、売上高が前年同期比11%増の770億ドルとなった。売上高の伸びは3四半期連続で加速した。景気減速を背景に広告収入が一時落ち込んだ時期があったものの、持ち直しが鮮明になってきた。グーグルを含め、フェイスブックを運営する米メタ・プラットフォームズなどAI(人工知能)分野のサービス強化に力を入れるIT大手とって、広告収入の回復は追い風となる。AIサービスの中心となるグーグルのクラウド部門の売上高の伸びは前年同期比22%に鈍化し、市場予想を下回った。同部門の売上高は84億ドル、営業利益は2億6600万ドルだった。