米巨大テック企業2社は人工知能(AI)分野をリードしているものの、熱狂を巻き起こしているこの技術はまだ大きなビジネスを生み出すには至っていない。両社の直近決算が何らかの手掛かりになるとすると、このゲームを制するのはマイクロソフトかもしれない。マイクロソフトとグーグル親会社アルファベットが24日遅くに発表した決算によると、両社は7-9月期に主力事業の業績が改善した。グーグルは広告収入が前年同期比9%増の596億ドル(約8兆9400億円)と市場予想を上回り、伸びも前期の3%から大きく加速した。動画共有サイト「ユーチューブ」の広告収入が12%増と、約2年ぶりの高い伸びを示したことが寄与した。ハリウッドの大規模ストライキでテレビ番組や映画の新作が減っていたこととおそらく無関係ではないだろう。