米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は依然として堅調な利益を確保している。ただし、投資家の関心が最も高い電気自動車(EV)や将来期待される自動運転車が寄与しているわけではない。24日発表された7-9月期(第3四半期)決算は思った以上に好調だった。ファクトセットによると、純利益は約31億ドルで、非常に好調だった前年同期より7%減少したものの、市場予想の25億ドルを上回った。全米自動車労働組合(UAW)による継続中のストライキで、営業利益に推定2億ドルの打撃があったにもかかわらずだ。10-12月期はさらに6億ドルのコストが見込まれ、その数字は増え続けている。GMの決算発表後、UAWはテキサス州にあるGM大型工場の一つで労働者に仕事を放棄してストライキに入るよう呼びかけた。UAWは一連のストを通じ、自らの要求とデトロイトの大手自動車メーカーの好業績を明確に関連付けてきた。