「レーシックにすればいいのか?」
――経済政策に関するあだ名も、数多く生まれました。18歳以下への10万円給付のうち5万円分をクーポンで支給すると打ち出したときは、「クーポン岸田」。今年に入ると、防衛増税などに絡み「増税メガネ」と呼ばれたかと思ったら、ウクライナへの約1兆円の追加支援を決めると「ばらまきメガネ」「グローバル・ポチ」などと非難されています。
でも振り返ってみると、どれも岸田さんが新しく始めたことではないですよね。安倍晋三元首相はコロナ下の経済対策として和牛商品券を配ろうとしたし、消費増税も海外への多額の支援も安倍政権からの流れです。
だから、俺が岸田さんにあだ名をつけるとすると、自民党がやろうとしていることをやってるだけの「自民党マン」ですね。岸田さんというロボットに自民党というエンジンがついていて、コックピットにはその都度アメリカとか財務省が乗ってるイメージです。
自ら意思を持っているエヴァンゲリオンみたいな総理やったらいいんですけど、岸田さんは誰かに発進ボタンを押されたときだけ動いて、それ以外はスリープモードで、ずっと「検討中」って言ってるだけ。でも岸田さんってね、たまに面白いときあるんですよ。
――面白いとは……?
「増税メガネ」っていう批判を受けて、「じゃあレーシックにすればいいのか?」ってぼやいたそうで。いや、どうにかしてほしいのは増税のほうやねん! あんたが視力をどうケアするかは興味ないねん!っていう(笑)。