(1)写真や動画
(2)LINE、SNSなどのメッセージアプリやメールでのやり取り内容、手紙・日記・メモ
(3)会話の録音データ
(4)ホテル、飲食店、避妊具の領収書やクレジットカードの利用明細
(5)贈り物
(6)診断書
(7)住民票
(8)自認書・念書・不貞行為を認める誓約書
(9)友人や関係者など第三者からの証言
(10)調査報告書
それぞれ証拠の効力に差はありますが、証拠が多ければ多いほどパートナーや不貞相手も言い逃れはできなくなります。
それぞれ具体的にご説明いたします。
写真や動画は最も有力な証拠だが
人物の特定につながらないものはNG
(1)写真や動画
最も分かりやすく有力な証拠となりますが、ただ二人で歩いていたり、食事をしたりしているだけの写真では決定的な証拠とはなりません。確実なのは以下のような様子が写っている写真や動画です。
・性行為や性行為に近い内容
・裸のツーショット
・二人でベッドにいる
証拠として最も手に入れやすいのが、ホテルや相手の家などや旅行に行っている状況が分かる写真や動画です。それを突きつけられたパートナーは「性的関係は持っていなかった」と言い逃れしようとする可能性もあります。しかし、男女がホテルや家などに一緒に入って、性的関係は一切なかったということは通常あり得ない、という考え方が一般的であり、裁判所もこの考え方を採用する可能性が高いです。
ホテルや家、旅行に行っていることが分かる写真や動画が複数回分ある場合は、たとえ性的関係が立証されていなくても、浮気や不倫として認められる可能性は高まります。「ただの知り合いではない」と分かるような証拠が多ければ、客観的に見ても浮気や不倫であるという判断になります。