米共和党の上院議員団は、イスラエルとウクライナへの支援を分ける単独法案を提出した。ジョー・バイデン大統領はウクライナへの支援を含む1060億ドル(約16兆円)規模の予算を議会に要請しており、同政権が直面する課題が浮き彫りとなった。下院ではウクライナ支援の拡大に対する反対の声が高まっている。こうした中で、共和党の上院議員団は、イスラエル支援を分けることでバイデン政権が求める緊急予算を巡る下院での協議の行き詰まりを防ぐことができると主張している。共和党のロジャー・マーシャル上院議員(カンザス州)は「われわれはウクライナに数百億ドルを支援するためのテコとしてイスラエル支援を利用すべきではないと固く信じている」と述べた。同議員はJ・D・バンス議員(オハイオ州)やマイク・リー議員(ユタ州)、テッド・クルーズ議員(テキサス州)と今回の単独法案を提出した。
イスラエルとウクライナ支援切り分けを 米共和議員団が法案
バイデン政権は両国の支援を組み合わせた緊急予算の承認を求めている
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