【精神科医が教える】
自分の可能性が広がる…アナタにいらないことを「やめる勇気」

誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』（ダイヤモンド社）だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる！
※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』（ダイヤモンド社）より一部を抜粋・編集したものです。

やめる勇気

今日は、「潮時力」についてお話ししようと思います。これは自分のフィーリングを察知する能力のことです。

潮時力は、新しいことを始めたときに「ちょっと違うな」と感じたり、先が見えなくなったと感じたときに、思い切ってやめる力のことです。

自分の気持ちの盛り上がり方や他に優先しているものがあるなと感じたら、思い切ってカットすることが大切なのです。

可能性を広げる

これは、人生の転機になりやすく、やめたところに新しい可能性が広がる効果もあります。

ただし、この力を頻繁に使うことは避けたほうがいいです。

逆に、ある一つのことに専念してやめることで、人生に新しい局面が訪れることがあります。

潮時を察知する

潮時力を鍛えることは、自分の感性や感覚を磨くことにつながります。

感じた瞬間に「これが潮時だな」と気づくことが重要です。何かをやめてやろうという気持ちがあるなら、その気持ちを大切にし、行動に移すことが大切です。

これは精神的なミニマリストになる一環でもあります。何かを減らすことで、新たな可能性が広がります。

熱量が減ったと感じたら

自分の感性に敏感になり、熱量が減ったと感じたら、それが潮時だと察知できるようになりましょう。

潮時力を鍛えることで、常に新しい可能性を見つけ、生活を豊かにすることができます。

これからの日常に、ぜひ取り入れてみてください。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』（ダイヤモンド社）より一部を抜粋・編集したものです。