ジョン・マザラキス氏は大麻企業への融資や米東海岸のピザ屋チェーンの経営で大金を稼いだ。次に大きく賭けようとしているのは、戦争で荒廃したウクライナの住宅と工業団地だ。マザラキス氏と、同氏が共同で立ち上げた資産運用会社シカゴ・アトランティック(運用資産20億ドル)は、ウクライナに最大2億5000万ドル(約375億円)を投資する準備を進めている。同志は他にもいる。度胸のある投資家たちが、ロシアとの戦いでウクライナを支援するチャンスと資産を安く手に入れるチャンスに引き寄せられ、ウクライナに戻ってきているのだ。「われわれは不人気な業界の出身だ。ウクライナで明日1000万ドルの取引があるとしても、それほど苦もなく資金を出せる」とマザラキス氏は言う。「ウクライナは今、支援を必要としており、われわれにはそれに応じる余力がある」
ウクライナに投資家が戻る理由
対ロシア戦争を支援・資産を安く獲得する機会に引き寄せられ、資金が戻ってきている
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