誰もが一度は英単語をたくさん暗記した経験があるだろう。しかし「たくさん覚えても、全く話せるようにならなかった」と答える人が大多数だ。そんな多くの英語学習者から絶賛の声を集める本が『話す力が身につく5分間英単語』だ。1トピック5分の英単語トレーニングで、実践的なスピーキング力やリスニング力を向上させることができる。著者は、英字新聞編集長を10年以上務める高橋敏之氏。一般的な英単語集には記載されていない「ニュアンス」や「実際の使われ方」を丁寧に解説した。本稿では本書のレビューエクササイズから特別に一部を抜粋して紹介する。
基本の動詞を徹底的にマスターしよう
まずは、makeやhave、comeといった基本的な動詞の使い方を徹底的にマスターしましょう。
基本動詞はとにかく奥が深く、幅広い用法を持っています。また、英語ネイティブはこれらの動詞を会話で頻繁に使います。
つまり、こうした基本動詞の用法に精通すれば、英語で表現できること・理解できることが大幅に広がります。
上下の文の空所に共通して入る語を答えよう。
[Q1]
Ian is very ambitious, but I don’t think he’ll make ( ) big in Hollywood.
Legend has ( ) that he buried his treasure on the island.
[Q2]
You had it ( ). You shouldn’t have started it in the first place.
A new magazine is ( ) out next week.
[Q3]
The two put their differences aside and made ( ).
He later gave himself ( ) to the police.
[Q4]
Our attempts to change his mind came to ( ).
Believe me, I have ( ) to do with this.
正解はこちら
エクササイズの正解はこちらです。いくつわかりましたか?
[Q1] it
Ian is very ambitious, but I don’t think he’ll make it big in Hollywood.
イアンはとても野心的だが、ハリウッドで大成功するとは思えない。
(make it bigの解説記事:「間に合わない」を英語でどういう?)
Legend has it that he buried his treasure on the island.
伝説によれば、彼はこの島に財宝を埋めたという。
[Q2] coming
You had it coming. You shouldn’t have started it in the first place.
自業自得だよ。そんなことはそもそも始めるべきじゃなかった
(have it comingの解説記事:「自業自得だ」を英語でどう言う?)
A new magazine is coming out next week.
新しい雑誌が来週発売される。
[Q3] up
The two put their differences aside and made up.
その二人は意見の違いを脇に置き、仲直りした。
(make upの解説記事:「仲直り」を英語でどういう?)
He later gave himself up to the police.
その後、彼は警察に出頭した。
[Q4] nothing
Our attempts to change his mind came to nothing.
私たちは彼の気持ちを変えようとしたが、無駄に終わった。
(make upの解説記事:「努力がムダになった」を英語でどういう?)
Believe me, I have nothing to do with this.
信じてくれ、私はこの件とは何の関係もない。
(本稿は『5分間英単語』から抜粋・編集したものです。)