トヨタ・アルファード・エグゼクティブラウンジトヨタ・アルファード・エグゼクティブラウンジ

新型は細部まで高級感と快適性を追求ボディ
骨格から鍛え上げた“源流主義”が光る

 新型はプラットフォームを新たにTNGAのGA-Kをベースに開発。足回りをしっかりと動かすために、車体剛性を従来比で50%も引き上げるとともに、サスタワーやリアのホイールハウスなどの着力点についても剛性を30%向上させた。

 床下にはブレースを追加し、アンダーボディに使った構造用接着剤は従来比で5倍もの長さになった。そして剛性を高めたいところと振動を吸収させたいところで硬さを使い分け、最適化を徹底した。タイヤはすべて新規開発。路面の入力に合わせて減衰力を変える周波数感応型ショックアブソーバーを大半のモデルに採用し、ロードノイズや乗り心地を向上させている。

トヨタ・アルファード・エグゼクティブラウンジリアビューボディサイズは4995×1850×1935mm。堂々とした風格と取り回し性を両立

 これらの成果は、乗ると明らかである。十分よくできていた従来型に対して、まったく“別物”といえるほどのレベルに仕上がっている。とくに従来比で約3分の1に低減することができたという振動の少なさは印象的だ。

トヨタ・アルファード・エグゼクティブラウンジインパネ