「参加者が質問できる時間帯で手を挙げた参加者が、登壇者の幼馴染だった。そこまでは良いのだが、数十年ぶりの再会に感極まった参加者が登壇者の個人情報を口にしてしまい、登壇者が一瞬引きつっていた顔をしていたのが忘れられない」(40代男性)

 同様のエピソードは他にもあった。質問が他の参加者にとっても有意義なものなら良いのだが、中には単なる目立ちたがりに見えたり、承認欲求を満たすために自説を語っているように見えたりする人もいる。バレていないと思っているかもしれないが、バレバレである。

大声を出す、怒り出す
迷惑を通り越して怖い

 次に目立ったのが、不規則発言や大声でヤジを飛ばす人、あるいは怒り出す人の目撃談だ。

「以前見に行ったトークイベントでヤジを飛ばす人がいた。本人は“ファンならではの辛口のヤジ“と思ってやっているっぽかったが、聞いていてあまり気持ちの良いものではなかった」(50代男性)

「あるジャンルのトークイベントに行くことが多いのだが、高い確率で一緒になる参加者がいる。イベント中に質問タイムではないところで不規則発言をしたり、周囲に聞こえる独り言を言ったり、質問タイムで支離滅裂な質問をしたり、正直なところとても迷惑。身なりが清潔ではないので、小規模なスペースだと匂いがこもってつらい。いつか出禁になることを祈っている」(40代女性)

「定期的にイベントを行うスペースの運営をしているが、一番困るのがいちゃもんをつけるために興味があるフリをしてイベントに来る人。日頃の鬱憤を晴らしたいのだと思う」(30代男性)

「コロナ禍以降に多いオンラインイベントでは、チャット欄に長文の意見を連投する人がいる。登壇者より自分の方が知識があると言いたげで、連投するうちにヒートアップするのか言い方がキツくなり、迷惑を通り越して怖い」(30代男性)

 怒り出してその場を乱す人というのは運営側にとっても頭の痛い存在だろう。他の参加者にとってはせっかくの充実したひとときなのだから、心を落ち着かせてもらいたいもの。